「環境教育は環境問題を解決できるのか?」をテーマに、2コマの授業を担当させていただきました。
授業ではまず、「環境とは何か」という問いから考えました。環境は自然だけを指すものではなく、私たちの今の生き方そのものと深く結びついていること、そして環境教育とは、自然や地域を切り口に、人と人、人と自然の“つながり”を再発見し、よりよい関係をつくっていくための学びであることを共有しました。



後半は、ウルトラファストファッションを題材に、ゼミ生と高校生が混ざったグループでワークを行いました。「何が問題なのか」「それは誰にとっての問題なのか」「それを問題と捉えるなら、どのような取組みが考えられるのか」と、活発な議論が展開されました。

グループからは、
・生産過程や流通に関する情報の不透明性
・安さの裏側にある人権問題や労働環境など、さまざまな視点からの意見が出されました。
また、解決に向けたアイディアとして、
・大量生産の時代だからこそ「ものを大切にする」ためのアップサイクルの取組み
・サプライチェーンを知るための情報教育や学びの工夫など、具体的で実践的な提案も挙げられました。
高校生と大学生がともに考え、対話することで、環境問題を「遠い話」ではなく、自分たちの生き方の「身近な問題」として捉え直す時間になったと感じています。今後の探究学習の深化につながることを期待しています。
出前ESD塾は、地域社会を取り巻く課題や現代社会の構造的問題について、大学教育によるレクチャーと大学生を交えたディスカッションを通して学ぶことを目的としています。