学輪IIDA全体会に田開ゼミの学生が参加しました

遠山郷での実践を共有!

2025年1月、飯田市で開催された令和6年度 学輪IIDA全体会に、都留文科大学・田開ゼミの学生5名が参加し、1年間にわたる遠山郷での活動について報告を行いました。

当日は、遠山郷で活動をご一緒させていただいた地域の方々にも声をかけ、実際に会場まで足を運んでくださいました。地域の方々の前で学生が報告を行うのは初めての機会であり、学生たちにとっても大きな学びと刺激に満ちた一日となりました。


田開ゼミの活動報告

私たちは、山梨県の都留文科大学環境教育ゼミ(田開ゼミ)として、長野県飯田市の遠山郷をフィールドに、小中学生向けのESD塾(持続可能な開発のための教育)や、地域の方々とのお茶の剪定体験、伝統行事「霜月祭」への参加などを通じて、地域とのつながりを深める実践を行ってきました。

今年度の報告では、活動の成果だけでなく、学生が現地で感じたことや、地域との関わりの中で学んだことを中心に紹介しました。また、来年度の展望として、地域文化の継承や関係人口の創出を軸に据え、飯田市の未来について共に考える場をこれからもつくっていきたいという思いを伝えました。


「学輪IIDA」とは

「学輪IIDA(がくりんいいだ)」は、飯田市に関心を持つ大学教員や研究者のネットワーク組織で、現在は全国から140名以上の会員が所属しています。各分野の専門家が、飯田の地をフィールドに調査・研究を行ったり、学生を伴ってフィールドワークをしたり、地域住民と一緒に学習会を開催したりするなど、「学び」と「地域」の橋渡しをする大切な活動を続けています。

今回の全体会でも、大学と地域のつながりの中で生まれる多彩な取り組みが紹介され、田開ゼミの学生たちも参加者の皆さんと活発な意見交換を行うことができました。学生からは、「もっと深く地域に関わっていきたい」「地域の方の声を聞けたのが何よりうれしかった」といった声も上がっており、今後の活動への意欲が一層高まった様子でした。


今後も田開ゼミでは、地域と共に学び、共に育つ活動を大切にしていきます。遠山郷の皆さん、そして飯田市の皆さん、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!