遠山郷で感じた「自然とともに生きる」ものづくり

先週末は、遠山郷クラブ遠山ふじ糸伝承の会とがコラボした、遠山郷クラブの定例学習会「みんなの本棚学習会」が無事に終了しました。今回は、沖縄から講師の仲間あずみさんをお迎えして、ムーチー(餅)の試食と絵本読書、そして、クバの葉を使った籠編みに挑戦。自然に自生している素材から、手作業でかたちを生み出す体験です。

ひとつひとつの工程に、地域の知恵や暮らしの工夫が息づいており、「自然とともに生きる」ということの意味を、体験を通して実感することができました。

最後に印象的だったのが、ゼミ生のひとりが、この遠山郷での出会いをきっかけに「自分の卒論はここ(遠山ふじ糸伝承の会)で書きたい」と強い意志をもって取り組んでいる姿でした。地域に足を運び、学びを自分のテーマとして育てていく——その姿に、教員として誇らしさを感じました。