6月8日~9日にかけて、科研調査の一環として長野県の白馬村および佐久市を訪れました。
8日には、研究連携協力者である清水智先生のご案内のもと、白馬村にある「姫川源流」および「親海(およみ)湿原」を調査しました。木道が整備されており、ゆったりと歩きながら湿原の自然を満喫できます。この日はカキツバタの群落が見事で、湿原の静けさと美しさに心癒されました。




9日は、白馬南小学校を訪問。校長先生・教頭先生・5年担任の先生、そして清水先生とともに、湿地を活用した学習について意見交換を行いました。同校では、異学年合同での「総合的な学習の時間」が計画されており、姫川源流や親海湿原を活用した探究的な学びが展開される予定です。また昼食時には、子どもたちと一緒に給食をいただきました。久しぶりの小学校の給食は、どこか懐かしく、温かい時間となりました。
午後には佐久東小学校を訪問し、研究連携協力者の有賀宏道先生とともに、7月に実施予定の川と湿地をテーマにした学習について、校長先生・教頭先生と事前打ち合わせを行いました。学習の舞台は校舎近くの香坂川。水生生物の観察や水質調査など、実践的な体験学習が予定されています。
自然とつながる学びの場づくりを、地域や学校とともに考える2日間となりました。
本調査は、科研費25K17003「持続可能な地域を支える教科等間の連携を図る湿地教育の開発と実践」の助成を受けて実施しました。今後も湿地を通じた地域活性化や環境教育に貢献できるよう、研究を進めてまいります。