2日目はまず選択制の自由時間から始まりました。和田宿の散策か益山さんの別宅探索か選べるということでしたが、レトロな雰囲気に惹かれ和田宿散策を選択しました。
朝の宿場町は静けさに包まれており、青空が木造の家々からのぞいています。朝から予定が詰まっており忙しすぎる日程ですが、穏やかな時を刻む宿場町で落ち着いた時間を過ごすことができました。こうやって、まだ知らない素敵な場所と出会わせてくれるのもゼミ合宿の醍醐味かもしれません。

和田宿には「遠山郷土資料館和田城」という郷土資料館があります。

外観はお城のような形をしていますが、和田城という名称の通り、この場所に遠山の領主であった遠山氏のお城が建っていたようです。外観が気になったので少しのぞいてみることにしました。建物内部は霜月祭りの資料などをはじめ、遠山郷を知るには必要な品々が所狭しと並んでおり、霜月祭りへ行く前にぜひ見ておくことをお勧めする濃い内容の展示物ばかりでした。

和田宿散策が終わると座学へ移ります。午前中は白梅学園大学の朝岡先生よる講義が行われました。
午後は遠山郷を去り、飯田市の「飯田市美術博物館」へ向かいました。ここでは9月に行われる遠山郷フィールドスタディの事前学習が行われ、坂本先生、四方先生、大石先生よりお話をいただくことができました。遠山郷を知る上で必要になる知識や情報が盛りだくさんで、聞いていてわくわくするような内容ばかりでした。残念ながら写真はありませんがご想像ください。
最後に四方先生による飯田市美術博物館展示ツアーが開催されました。一般客が去った後に私たちだけに限定開催された博物館ツアーは詳しい説明も相まって非常に楽しいものでした。

展示会場の入り口です。四方さん曰く特に力を入れたポイントだそうで、立体感のある入り口がこれから青々とした森の中へ入っていくような気分を感じさせてくれます。

短い2日間でしたが遠山郷という場所が好きになり、多くの知識を得ることもできました。これからは遠山郷クラブの一員として遠山郷に深くかかわることになります。何が起こるかわかりませんが、これから起こる様々な出来事に胸を躍らせつつ夕暮れ迫る飯田市を後にしました。
文責:白須